進学する!管理栄養士が大学院に行くメリット・デメリット

私は大学を卒業後、大学院に進学しました。管理栄養士として大学院に進学する方はそれほど多くなく、かなり珍しいといえるでしょう。今回は管理栄養士が大学院に行く際のメリットとデメリットについてまとめました。

 

 

 

メリット

1.研究スキルが身につく

大学院に進学することで研究スキルが身につきます。学部でも卒業研究などがあり、一定の研究は行いますが、大学院で研究するのとではやはりレベルが違います。学部時の研究よりも高度な内容が求められますし、論文をまとめるのに要する期間も2年間になりますので、必然的に難易度が向上します。 そういった高度な研究を行っていくなかで、研究スキルが身につくと考えられます。研究では、まずは先行研究をレビューし、明らかになっている点となっていない点とを整理します。そして明らかになっていない点について、それを明らかにするための方法を考え、それを実行し、結果を集計・まとめ、それを他人にもわかるような形で発表します。こういった一連の作業により研究スキルが見について行きます。 こういったスキルは、次の日からの生活にすぐにでも役に立つ実践的なものではありませんが、人間としての基盤となるスキルで、とても重要になるスキルです。これを身につけることができれば、それだけでも大学院に行った甲斐があったというものです。

2.就職に有利になる場合も

大学院に進学することで就職が有利になる場合もあります。学部では身につかない専門性を身につけることで、それが必要となる仕事に就く場合は有利になると考えられるのです。そのような仕事の代表が研究職でしょう。研究職では高い専門性が必要になるため、学部卒で就職するのは難しく、大学院卒業が就職するための最低条件となる場合があります。
 
そのほか、管理栄養士の就職先として人気の高い商品開発や企画を行う仕事も、高い専門性が要求される仕事の1つです。こういった仕事を行う場合は、大学院を卒業しておくことがメリットとなるでしょう。

3.自分を見つめ直す機会にもなる

最後はおまけのようなものです。大学院での2年間(博士課程にまで行く場合は+3年間)は自分を見つめ直す良い機会になります。管理栄養士を目指すための大学は、他の学部などと違って、大学生活にあまりゆとりがありません。実験や実習などがあるため、授業も比較的詰まっていますし、それに伴うレポートもあります。また、4年生になると管理栄養士国家試験のための対策授業なおどが入るため、なおさらです。
 
大学院はある意味ゆとりがあります(実験に追われるような研究室も中にはありますが)。日常があまりにも忙しすぎると、なかなか自分と向き合うことができません。自分を見つめ直すための時間として、大学院の2年間を使ってみても良いでしょう。
 

デメリット

1.学費が必要になる

大学院に進学するメリットの1つ目は学費が必要だということです。それを賄うため、私が通っていた大学院でも、ほぼ全員が奨学金を借りていました。奨学金といえば聞こえは悪くありませんが、借金であることは確かです。私が大学院に進学する際でも、ネックとなっていたのがやはり学費でした。大学の学費でも精一杯なのに、大学院の学費まで…。なかなか難しい問題です。
 
とはいえ、いくつか解決策もあります。大学院は学部よりも奨学金制度が充実していますし、返済の必要のない給付型の奨学金を利用するチャンスも多くなります。また、学費自体も学部の学費と比べると半額程度になっている場合が多いようです。ですので、成績も優秀で研究への意欲もある、という方が学費がネックとなって進学を断念するのはもったいないです。こういった制度をうまく利用しましょう。

2.指導教員に左右される

配属される研究室によって、研究の大変さや、その後の就職の容易さが変わってきます。これらは指導教員によって大きく左右されるのです。毎日研究室に来てハードに実験することを求める教員もいますし、ある意味放任主義の教員もいます。また、大学院生の就職は、教授による推薦や紹介が多くなる傾向にありますが、こういったことに熱心な教授もいれば、そうでない教授もいます。良くも悪くも指導教員に左右されてしまうのが大学院のデメリットでしょう。

3.親戚からの目が厳しい

大学を卒業してもなお就職せずに学生でいると、親戚からの視線が厳しく感じられます。親戚同士の集まりになるとどうしても、仕事は何をしているのか、仕事は大変かなを尋ねられます。親戚の皆さんは私たちの年齢をなぜかおどろくほど正確に知っていますので、大学を卒業して就職しているものとばかり思っています。そのような問いかけに耐えぬく力が必要になるのです。
 

チャンスがあれば進学を視野にいれよう

ここまで管理栄養士が大学院に進学するにあたってのメリットとデメリットを紹介してきました。大学院に進学するメリットは決して小さくありません。研究に対する意欲があるという管理栄養士は、ぜひ大学院への進学を視野に入れてみてください。