ほんとに意味あるの?朝食を食べたほうが良い理由を解説

一般的に,朝食は食べたほうが良いとされています.朝食を食べるのが当たり前で,朝食を抜くのは悪いことであるとする風潮は,確かにあると思います.農林水産省も,朝の9時までに朝食を食べることを推奨するキャンペーン,「めざましごはん」を行っており*1,朝食を食べることを良しとする風潮を形成するのに一役買っています*2

しかし,朝食を食べることのメリットを本当の意味で理解している方はあまり多くないのではないでしょうか.そこで今回は,管理栄養士の視点から朝食を食べた方が良い理由を解説していきたいと思います.

 

 

 

朝食を食べた方が良い理由①生活リズムが整うから

生活リズムが整うと昼間のパフォーマンスが向上

朝食を食べることで生活リズムが整い,昼間の生活におけるパフォーマンスが向上することが期待できます.このパフォーマンスが,学生だと学業成績,社会人だと仕事効率ということになります.こういったパフォーマンスが,朝食を食べることで向上すると考えられています.

学業成績が向上したとの研究結果も

実際に,1950年から2008年までに好評された45の研究を分析した結果,朝食を摂取した小児の方が,摂取しなかった小児よりも認知機能が高かったことがわかっています*3

この結果は,朝食を摂取することによって生活リズムが整ったことが関係しています.つまり,朝食事態に成績を向上させる効果があるのではなく,朝食を食べることで生活リズムが整い,十分な学業生活を遅れるようになったことによると考えられるのです.朝食を抜いてしまう学生というのは,夜更かしをして朝起きるのが遅いなどのあまり良くない状態であることは容易に想像できますよね.こうしたことが学業成績に悪い影響を与えてしまいます.そのため,朝食を食べる時間に起床することで,生活リズムが整い,余裕を持って勉強に励むことができるということなのでのですね.

朝食を食べたほうが良い理由②肥満を予防できるかもしれないから

ダイエットのために朝食を抜くのは逆効果

ダイエットを目的として,朝食を抜いているという方も多いのではないでしょうか.しかし,これは実は逆効果です.朝食を抜くことで,肥満になりやすくなってしまうのです.確かに,朝食を食べないことによって摂取するカロリーは1食分少なくなります.しかし,昼食や夕食に朝食分よりも多く食べてしまったりすることで,逆に太りやすくなってしまうのです.

実際の研究でも実証されている

実際に,シリアルやパンなどの簡易的な朝食を食べた人と,何も食べなかった人とを比べると,簡単な物でも朝食を食べた人の方がBMIが低い傾向にあることがわかっています*4.研究の結果も,朝食を食べた方が太りにくいということを示しています.

 

朝食を食べた方が良い理由③栄養素をしっかりと摂取できるから

1日2回の食事では十分な栄養を補給できない

1日に摂取することを推奨されている栄養素は,皆さんが思っている以上に多くあります.病院などで出される食事を見たことがある人は思い出していただきたいのですが,摂取しなければならない栄養を満たすために,かなり強引な献立が提供されています.また,学校給食についても,必ず牛乳がついていましたよね.ご飯食に牛乳は合わないよ...と思われた方もいらっしゃったかと思いますが,それも必要な栄養素満たすためにつけられていたのです.

前置きが長くなりましたが,要するに,1日に必要となる栄養素は多く,朝食はそれを満たすための貴重な機会なのです.

1日に必要な栄養素を3回の食事で摂取しよう

2回だけの食事で,1日に必要な栄養素を摂取するのはかなり大変です.ですので,朝食もしっかりと食べて,必要な栄養素を補給するようにしましょう.