お酒は快楽をもたらすか 快楽主義との関係から

「お酒」は人々の日常生活に深く関わっており、もはや欠かすことのできないものです。お酒のない生活なんて考えられないという方も多いことでしょう。しかし、お酒は本当に日常生活に快楽をもたらしてくれるのでしょうか。今回はお酒と快楽との関係について紹介していきます。

 

 

 

禁欲的な生活ほど快楽に結びつく

倫理学上の立場の1つに「快楽主義」というものがあります。この立場は、日常生活などで味わうことのできる快楽を、すなわち幸福であるととらえる立場のことです。快楽の多い人生こそ良い人生であるとも言えるような立場です。

普通に考えると、このような立場の人たちはより多くのお酒を飲んだり、美味しい物を食べたりするをすると思われるでしょう。一般的な人は、楽しくなるからお酒を飲みますし、それに対してお金を支払います。また美味しい物が食べたいから手間をかけて料理をします。つまり、お酒や美味しい食事というのは、快楽を得るための手段の1つとして考えられ、快楽主義の人たちは、これらの行為を普通の人より多く行うと考えるのが自然でしょう。

しかし、実際にはそうではありません。快楽主義の人たちほど禁欲的な生活を送っているのです。これは、そういった快楽をもたらすものが、最終的には不快をもたらすためだと考えられているからです。たとえば、お酒を飲み過ぎると辛い二日酔いになりますし、食べ過ぎると病気になって苦しむことになります。つまり、快楽を追い求めようとすると、禁欲的な生活にならざるを得ないのです。

こういった観点からみると、快楽を求めるためにお酒を飲むという考えが、間違っているかもしれないということが分かるでしょう。

やめてみて分かったお酒の弊害

私は今まで、お酒は快楽をもたらすものであると信じ込み、ほぼ毎日のように飲んでいました。そこで、そのお酒をやめてみました。そうすると、数多くのお酒の弊害を発見できたのです。

まず、お酒は睡眠を妨げているということが実感としてはっきりとわかりました。今までお酒を飲んで寝るのが当たり前だったのでほとんど気づきませんでしたが、お酒をやめることでぐっすりと眠ることができるようになりました。夜中にトイレに行くこともなくなりましたし、悩まされていた歯ぎしりやいびきも少なくなったようです。

また、お酒を飲むことで、勉強などに使える時間も少なくなってしまっていたようです。お酒を飲むと、その後は眠気に襲われ、たとえ勉強しようとしても集中なんてできません。その失われた時間を取り戻すことができました。また睡眠の質が良くなったためか、以前よりも睡眠時間が少なくても満足できるようになりました。これらの要素が重なり、勉強や読書、その他プライベートなことに使用できる時間が増えたように思います。

そのほか、お酒の弊害をあげ出すと枚挙に暇がありません。

こういった弊害を除去することで、日常生活の質が向上し、それに伴って得られる快楽も増加したように思います。

 

まとめ

以上のように、お酒には、お酒を飲んで得られる快楽を上回るほどの弊害が存在し、それを除去することでより多くの快楽を得られる可能性があります。全ての方にお酒をやめるようにすすめているわけではありませんが、快楽を得たいがためにお酒を飲んでいるという方は、少し見直してみてはいかがでしょうか。