食べてないのに太るのはなぜ?考えられる2つの理由

食べていないのに太る。ダイエットの基本は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることですが、それは違うのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。今回はダイエットとカロリーとの関係を考えるとともに、食べていないのに太ってしまう際に考えられる2つの理由を解説したいと思います。

 

 

  

なぜ摂取エネルギー<消費エネルギーで体重が減らないのか

ダイエットの基本

ダイエットをする上で基本とされるのは摂取エネルギー<消費エネルギーの状態になること。つまり、食事制限によって摂取エネルギーを抑え、運動などによって消費エネルギーをあげることがダイエットの基本とされています。

これは、消費エネルギーが摂取エネルギーを上回ることで体重が減少するということが前提となっています。このことは、日常生活で得られる経験によってもなんとなく正しいと思われることでしょう。食べ過ぎれば太りますし、運動すれば痩せます。一般的なダイエットはこの理論に基づいて行われることが普通のようです。

カロリー神話は間違ってる?

こういったことが原因で、摂取エネルギーを抑えて、消費エネルギーをあげれば何を食べても痩せるという、いわゆる「カロリー神話」が生まれました。この考えは、ある意味では間違いもありますが、おおむね正しく機能しています。すなわち、痩せるためには、摂取するエネルギーを少なくし、消費するエネルギーを増やせば良いと考えられます。

しかし、このおおむね正しく機能しているカロリー神話にしても、これが間違っているとする考え方が広まっています。全然食べていないのに痩せないとか、ランニングしても全然痩せないとする認識も多くありますし、糖質さえ減らせば何を食べても痩せるとする「糖質制限」もその1つでしょう。

そういった背景も踏まえて、以下では食べていないのに太ってしまう(と認識していまう)際に、考えられる理由について2つ紹介したいと思います。

 

理由①消費エネルギーを正しく把握できていない

どのように消費エネルギーを把握しているか 

皆さんは、自分が1日に消費するエネルギーを把握していますか?しっかりと把握している、もしくは大体は把握していると思われた方。それはどのよう把握されていますででしょうか?私が思うに、自分の消費するエネルギーを把握しているという方は、体重計に消費される基礎代謝量などに、自分の身体活動量を加味して算出していたり、また基礎代謝基準値などから概算しているという方が多いのではないでしょうか(本当の所はわかりませんが)。

消費エネルギーの個人内・外変動は大きい

しかし消費エネルギーは、以外に変動が大きいものです。身長や体重が同じであっても、筋肉量などによって基礎代謝は変わりますし(個人外)、同じ個人であっても、その日の活動量などによって消費エネルギーは大きく変動します。そのため、私の消費エネルギーは○○キロカロリーだと一概に決めることはできず、あくまで目安でしかないのです。

こういった現状があるため、消費エネルギーを正しく推定することは難しく、それがカロリー神話が嘘に思えてしまう原因の1つになっています。

 

理由②摂取エネルギーが正しく把握できていない

カロリー神話が嘘に思えてしまう理由の2つ目は、摂取エネルギーを正しく把握できていないことです。

自分の食べたものを覚えていない

これはどういうことなのかというと、多くの方は、自分が食べたものを正確に覚えていないということなのです。次のグラフをみてください。

 

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このグラフは、日本人の食事摂取基準(2015年版)から引用したもので、BMI別にエネルギー摂取量と総エネルギー消費量との比率を示しています。

特別な体重の変動がない場合は、摂取エネルギー=消費エネルギーと見なすことができますので、人々が自分の食べたものを全部しっかりと報告しているのであれば、データは摂取比100のラインに集中するはずです。しかし実際にはそうはなっていません。100よりも下回っている場合がほとんどですよね。つまり、人々は自分の食べた物を記録・報告していなかったり、忘れていたりするわけです。

食べていない→食べていないつもり

「全然食べていないのに痩せない」。これは、食べたものを忘れているだけかもしれません。実際には食べているのに、忘れてしまっており、食べていないつもりになっているのです。人間は自分の食べたものでも忘れる生き物であると頭の片隅にでもとどめておきましょう。

 

まとめ

カロリーが体重の増減を決めるとするカロリー神話。そんなカロリー神話が、嘘に思えてしまう理由について解説しました。カロリーだけで体重の増減の全てが説明できるわけではありませんので、カロリー神話が絶対的に正しいというわけではありません。しかし、体重のコントロールには、カロリーコントロールが最良の方法であることは確かのように思います。

食べていないのに痩せない、運動しているのに痩せない、もしくはカロリー制限していないのに痩せた。こういった認識には、先で説明した2つの理由が関係しているかもしれませんよ。